iPhoneにたまっていく写真の数々──家族との日常、旅行の風景、ペットのしぐさや何気ない日々の記録。それらは撮影したあと、ついそのままになりがちです。
でも、iOSに搭載されている「写真ウィジェット」を使えば、あなたのiPhoneのホーム画面やロック画面が、“思い出で彩られたフォトフレーム”になります。
本記事では、初心者向けに、iPhoneの写真ウィジェットを活用して毎日をちょっと幸せにする方法をわかりやすく解説します。
写真ウィジェットとは?
「写真ウィジェット」は、iOSに標準搭載されている機能で、ホーム画面やロック画面上にお気に入りの写真を自動または手動で表示できる便利な機能です。
Appleの「写真」アプリにある“おすすめの写真”や、“特定のアルバム”などを表示できるため、毎日iPhoneを使うたびに自然と“いい思い出”が目に入るようになります。
ウィジェットの設定方法
ホーム画面への追加手順:
- ホーム画面を長押しして編集モードに入る
- 左上の「+」ボタンをタップ
- 「写真」ウィジェットを選択
- サイズ(小・中・大)を選んで追加
- 好きな場所に配置して完了!
基本設定では、「写真」アプリが自動的に選んだ“思い出”が表示されます。
表示写真を自分で選ぶには?
「自分が選んだ写真だけを表示したい」という人には、「写真」アプリで“アルバム”を作っておくのがおすすめです。
手順:
- 「写真」アプリを開く
- 下部メニューの「アルバム」→「+」→「新規アルバム」
- 好きな名前をつけて、お気に入り写真を追加
- ウィジェット設定でそのアルバムを選択できるようにする(別途ウィジェット対応アプリが必要な場合も)
※Apple純正の写真ウィジェットでは、アルバム指定ができません。サードパーティ製の「Widgetsmith」などを使うと、細かいカスタマイズが可能になります。
ロック画面でも思い出を楽しむ
iOS 16以降では、ロック画面にも写真を背景として自動表示できる機能が追加されました。
設定方法:
- 設定アプリ →「壁紙」→「新しい壁紙を追加」
- 「写真」→「おすすめ」またはアルバムから選択
- 「写真シャッフル」を選べば、時間ごとに写真が切り替わる
- ロック画面にピッタリな写真を複数設定可能
時間帯や曜日によって、異なる思い出がロック画面に表示されるのも楽しい演出です。
写真に“意味”が生まれる
思い出の写真は、ただ撮るだけではなく、見返してこそ価値が生まれます。ウィジェットで表示されるたびに、
- 「この時、家族で海に行ったな」
- 「ペットが小さかった頃だ」
- 「友人との旅行、また行きたいな」
といった感情が呼び起こされ、日々の気持ちに彩りを与えてくれます。
写真を「スマホの中のデータ」にとどめず、「日々の景色の一部」に変えることで、テクノロジーが心を温かくしてくれるのです。
おすすめのウィジェットアプリ
標準の写真ウィジェット以外にも、自由度の高い表示ができるアプリも多数あります。
- Widgetsmith:アルバムや表示タイミングの細かいカスタマイズが可能
- Photo Widget: Simple:シンプル操作で複数写真を表示
- Motivation Widget:写真+名言なども表示できる応用型
お気に入りの写真を、スタイルに合わせて表示できるので、自分らしいiPhoneが完成します。
まとめ:毎日が「フォトアルバム」になる
iPhoneと写真ウィジェットを活用すれば、毎日のスマホ操作の中に、さりげなく“思い出”を取り込むことができます。
それは、特別な日でなくても、日常の中にある幸せや記憶を、目に見えるかたちで感じさせてくれる仕組みです。
ぜひ、あなた自身の“お気に入りの瞬間”を、ウィジェットでいつでもそばに置いてみてください。