iPadは、読書に最適なデバイスの一つです。
雑誌のカラー表示も美しく、小説も読みやすく、PDFの技術書や資料も快適に表示できます。
しかし、「ただ読む」だけで満足していませんか?
ちょっとした設定の工夫で、読書体験はグッと快適になります。
目の疲れを軽減したり、ページめくりのストレスを減らしたり、読書に集中できる環境を整えることも可能です。
本記事では、iPadで電子書籍をもっと快適に楽しむためのおすすめ設定術を、初心者にもわかりやすく解説します。
iPadでの読書が快適な理由
まず前提として、iPadが読書に向いている理由を整理しておきましょう。
- 高解像度ディスプレイ:Retinaディスプレイで文字がくっきり読める
- サイズの選択肢:iPad mini から iPad Pro まで好みに合わせて選べる
- Apple Pencilの活用:PDFに直接書き込める
- 多様なアプリに対応:Kindle、Apple Books、楽天Koboなどがすべて使える
このように、紙の本に代わる「携帯図書館」として理想的な環境が整っています。
設定術①:True ToneとNight Shiftで目に優しく
iPadのディスプレイは明るく美しい反面、長時間の読書で目が疲れることも。
そこでおすすめなのが、「True Tone」と「Night Shift」の併用です。
●True Toneとは?
周囲の光に合わせて画面の色温度を自動調整。
→ 自然な色合いで文字が目に優しく映ります。
●Night Shiftとは?
ブルーライトを抑えて、画面をやや暖色に。
→ 特に夜の読書に効果的です。
●設定方法:
「設定」→「画面表示と明るさ」→
・True Tone:オンにする
・Night Shift:時間指定 or 日の入り〜日の出で自動
これだけで、目の疲れが軽減され、長時間の読書が快適になります。
設定術②:自動ロックの時間を延ばす
読書中、画面が突然消えてしまうとストレスですよね。
これを防ぐには、「自動ロック」を長めに設定しておきましょう。
●設定方法:
「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」→
→ 「5分」または「しない」に設定
※「しない」にするとバッテリーは減りやすくなりますが、読書に集中したいときはおすすめです。
設定術③:片手操作を助ける“AssistiveTouch”
iPadを片手で持ちながら読むのは意外と大変。
そんなとき、仮想ホームボタン「AssistiveTouch」を活用すると、手を離さずにページ操作などができて便利です。
●設定方法:
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」→オン
カスタムアクションで「シングルタップ=次ページ」などの操作を割り当てると、よりスムーズに読書が進みます。
設定術④:Split Viewで「ながら読み」も快適に
読書中に調べ物をしたくなったとき、わざわざアプリを切り替えるのは面倒。
そんな時は、Split View機能を使って画面を分割すれば、読書と検索が同時に可能です。
●やり方:
- 読書アプリを開く
- DockからSafariをドラッグして画面の横に持っていく
- 画面を左右に分割表示
技術書+ブラウザ、英語の本+辞書、マンガ+メモなど、あらゆる読み方に対応できます。
設定術⑤:iCloudと同期して“読む環境”を共有
Apple BooksやPDFの読書には、iCloudを活用するのもおすすめです。
- 他のAppleデバイス(Mac、iPhone)とブックマークを共有
- 読書の続きから自動で再開
- マークやメモも同期される
どのデバイスからでも読書を中断せずに再開できるので、スキマ時間を有効活用したい人に最適です。
読書アプリ別おすすめ設定
●Apple Booksの場合:
- テーマ変更で背景を「セピア」「グレー」に設定可能
- スクロール表示(縦長)も選択できる
- フォントや行間を細かく調整可能
●Kindleの場合:
- ページめくりアニメーションのON/OFF切り替え
- 明るさや背景色、行間の調整も可能
- ダークモード対応(夜の読書に最適)
アプリごとのカスタマイズを使い分けることで、自分だけの読書スタイルが完成します。
まとめ:iPadは“読む”をもっと楽にしてくれる
iPadは単なる本の代用品ではありません。
設定を工夫することで、紙の本では実現できない快適さと柔軟さを手に入れることができます。
- True ToneやNight Shiftで目を守る
- 自動ロックを調整して没入する
- AssistiveTouchで操作を簡単に
- Split Viewで調べながら読む
- iCloudでどこでも続きを読める
これらの設定を取り入れれば、読書がもっと快適に、もっと楽しく、もっと習慣的になります。
iPadで、あなたの読書生活をグレードアップさせましょう。