写真や動画、仕事のデータなどがどんどん増えて、Macの容量が圧迫されていませんか?
そんなときに役立つのが「外付けストレージ」の活用です。
ただし、外付けHDDやSSDを接続するだけでは、快適なデータ管理にはつながりません。
この記事では、初心者でもすぐ実践できる、Macと外付けストレージを連携させた“快適なデータ管理術”をやさしく紹介します。
外付けストレージってどんなもの?
外付けストレージとは、MacにUSBやThunderboltなどで接続して使用する「外部の保存場所」です。主に以下の2種類があります。
HDD(ハードディスクドライブ)
- 容量が大きく価格が安い
- 写真・動画の保管やバックアップに最適
- 速度はやや遅め
SSD(ソリッドステートドライブ)
- 軽量・高速で衝撃に強い
- 作業中のファイル保存やアプリの利用にも向く
- HDDより価格は高め
目的に応じて使い分けると、より効率的にデータを管理できます。
外付けストレージをMacに接続してみよう
基本的には、接続するだけで自動認識されます。ただし、最初に確認しておきたいポイントがいくつかあります。
接続端子を確認する
- USB-A:古いタイプ。Macでは変換アダプタが必要な場合も
- USB-C:最近のMacBookに標準搭載
- Thunderbolt:超高速通信が可能な高性能ポート
初期化とフォーマットを確認
外付けストレージがWindows用フォーマット(NTFSなど)になっていると、Macで書き込みできないことがあります。
その場合は:
- 「ディスクユーティリティ」を開く
- 外付けドライブを選択
- 「消去」→「Mac OS拡張(ジャーナリング)」または「APFS」にフォーマット
※データは初期化されるので、必要に応じてバックアップを取ってから行いましょう。
おすすめのデータ管理スタイル
写真・動画ライブラリを外付けに移動
容量の大きい写真や動画は、ライブラリごと外付けドライブへ移すのが効果的。
- 写真アプリの場合:「写真ライブラリ」を外付けにコピーし、「optionキー」を押しながらアプリを起動
- ライブラリの場所を指定すれば、以降は外付けから読み込まれます
大容量ファイルを“作業用フォルダ”として活用
映像編集や音楽制作などのプロジェクトデータは、外付けに作業フォルダを作りましょう。
- 作業フォルダ(例:EditingData)を作成
- 使い終わったプロジェクトはアーカイブ化して「保管用フォルダ」へ
Mac本体のSSDを圧迫せず、処理速度も安定します。
定期的なバックアップで安心をプラス
macOS標準の「Time Machine」を使えば、外付けストレージに自動バックアップを取ることが可能です。
- 設定 →「Time Machine」→「バックアップ先に外付けHDDを選択」
- 1時間ごとに自動バックアップを作成
- 復元や過去の状態に戻したいときにも役立ちます
便利な連携Tips
スマートフォルダを活用して自動整理
Finderの「スマートフォルダ」を使えば、外付け内でも条件に合ったファイルを自動的に抽出可能です(例:1か月以内に更新されたファイルなど)
ショートカットをDockやデスクトップに置く
よく使う外付け内のフォルダは、エイリアス(ショートカット)としてDockやデスクトップに配置しておくと素早くアクセスできます。
複数のストレージを“用途別”に使い分ける
- SSD:作業中のファイル(速さ重視)
- HDD:写真・動画の保管、Time Machine用(容量重視)
こうすることで、それぞれの特性を活かした管理が可能になります。
まとめ:Mac+外付けストレージで“賢くシンプル”なデータ管理を
Macと外付けストレージを上手に組み合わせれば、容量不足やデータ散乱の悩みから解放されます。
日々のデータ整理がラクになるだけでなく、万が一のトラブルにも安心して備えられるようになります。
「データは資産」と考え、大切に、そして効率的に扱うための第一歩として、ぜひ本記事のテクニックを活用してみてください。