日々の仕事で欠かせないメール作業。Macでは「Mail」アプリが標準で使われていますが、「クリックばかりで面倒」「操作に時間がかかる」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんなときに頼れるのが、ショートカットキーです。
慣れてくると、ほとんどの操作をキーボードだけでこなすことができ、メール処理のスピードもストレスも大きく変わります。
今回は、初心者の方でもすぐに使える、MacのMailアプリで覚えておきたいショートカット一覧を紹介します。
ショートカットを使うメリットとは?
時間短縮
マウス操作の代わりにキーを押すだけで、1つ1つの操作が数秒早く終わります。1日10通以上メールを扱うなら、年間で何時間も節約できる可能性も。
操作の一貫性
手元だけで完結する操作は、ミスも減り、集中力を保ったまま作業できます。
Macの基本操作にも強くなる
メール作業に限らず、Mac全体で使えるショートカットも多いため、作業スキル全体が向上します。
よく使うショートカット一覧
以下に、Macの「Mail」アプリで特によく使うショートカットをカテゴリごとに紹介します。
📥 メールの閲覧・移動系
操作内容 | ショートカット |
---|---|
次のメールへ移動 | Control + Tab または ↓ |
前のメールへ移動 | Control + Shift + Tab または ↑ |
スレッドを展開 | Command + Shift + ] |
スレッドを折りたたむ | Command + Shift + [ |
メール検索を開始 | Command + F |
✉️ 新規・返信・転送
操作内容 | ショートカット |
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新規メールを作成 | Command + N |
返信 | Command + R |
全員に返信 | Command + Shift + R |
転送 | Command + Shift + F |
📤 メールの送信・保存
操作内容 | ショートカット |
---|---|
メール送信 | Command + Shift + D |
下書きとして保存 | Command + S |
下書きを開く | Command + Shift + D (下書きがアクティブな場合) |
📂 メールの整理
操作内容 | ショートカット |
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メールを削除 | Delete または Command + Delete |
アーカイブ | Control + Command + A |
迷惑メールに移動 | Command + Shift + J |
フラグを付ける | Command + Shift + L |
応用:自分だけのカスタムショートカットを作る
Macでは、システム環境設定 > キーボード > ショートカットから、アプリごとのカスタムショートカットを追加することが可能です。
たとえば、「フラグをつける」というメニューに自分専用のショートカットを割り当てることも可能です。
手順:
- 「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」
- 「アプリケーション」→「Mail」を選択
- メニュータイトルを正確に入力し、ショートカットキーを設定
これで、自分好みの操作環境が整います。
使いこなしのコツ
一気に覚えようとしない
まずは「新規作成」「返信」「送信」「削除」など、よく使う4〜5個に絞って覚えるのがおすすめ。
キーボードの近くにメモを置く
慣れるまでは、ショートカットの一覧を印刷して手元に置くと便利です。
日常的に“使ってみる”意識を持つ
メールを1通書くごとに「何か1つはショートカットを使ってみる」と決めるだけでも習慣になります。
まとめ:Macのメール処理は“ショートカットで時短”がカギ
Apple純正のMailアプリは、見た目こそシンプルですが、ショートカットを活用することで格段に作業効率が向上します。
- マウスに頼らず快適に操作できる
- 業務効率が上がり、ストレスが減る
- Macの他のアプリ操作にも応用できる
まずは今日から、「Command + N」で新規メールを、「Command + R」で返信を始めてみましょう。
“ショートカットを使いこなすこと”が、快適なMacライフへの第一歩です。