iPhoneのバーストモードで最高の瞬間を逃さない技術

魅力

「シャッターを押したのに、ちょうど目をつぶった写真になってしまった」
「子どもがジャンプした瞬間を撮りたかったのに、タイミングがずれた」

こうした“写真あるある”を解決してくれるのが、iPhoneの「バーストモード(連写)」です。
動きのあるシーンや一瞬の表情を逃さず、最高の1枚を後から選べるという点で、多くのユーザーから支持されています。

本記事では、初心者の方にもわかりやすく、iPhoneのバーストモードの使い方と活用テクニックを紹介します。


バーストモードとは?

バーストモードとは、1回の操作で連続して複数の写真を撮影できる機能です。
iPhoneでは1秒間に約10枚もの写真を撮影できるため、一瞬の動きも逃さずキャプチャできます。

  • 表情の変化
  • スポーツシーン
  • ペットや子どもの動き
  • 自然の一瞬(波、鳥の飛翔、風になびく髪)

バーストモードは、「タイミングを読む」のではなく、「後から選ぶ」ことを可能にするカメラ技術なのです。


バーストモードの使い方(機種別)

iOS13以降、バーストモードの使い方は従来と少し変更されています。

●iPhone 11以降のモデル:

  1. シャッターボタンを左方向にスライド(横持ちの場合は下方向)
  2. 指を離すまで連写される
  3. 撮影後、写真アプリでバースト写真を確認

●iPhone XS、XR以前のモデル:

  • シャッターボタンを長押しすることで連写がスタート

※設定によって、「音量アップボタンでバースト撮影」も可能になります(設定 → カメラ → 音量を上げるボタンでバースト)。


撮影後の選択方法(ベストショットの選び方)

バーストモードで撮影した写真は、「写真」アプリ内に“バースト”として1つのグループにまとめられます。

●選び方:

  1. 写真アプリでバーストを開く
  2. 画面右下の「選択…」をタップ
  3. 連写した全コマがサムネイルで表示される
  4. ベストショットをチェック →「完了」→「◯枚を残す」

不要なコマはiPhoneが自動的に削除してくれるので、ストレージの節約にも役立ちます。


実際に使いたいシーン

●スポーツ・運動会

ジャンプ、スライディング、ゴールの瞬間など、動きのあるイベントにはバーストが最適です。
ベストのフォームや決定的な瞬間を逃しません。

●子どもやペットの撮影

表情の変化が激しく、動きも予測できない子どもや犬猫たち。
バーストなら自然でかわいい一瞬をキャッチできます。

●グループ写真

複数人が映る集合写真では、目をつぶったり表情が揃わなかったりする問題が発生しやすいです。
バーストで撮っておけば、全員の表情がそろった1枚を選べる確率が格段に上がります。


バーストモードのテクニック

●連写の時間を短くする

ずっと長押しせず、「1〜2秒間の限定連写」にすると、後から選ぶのが楽になります。
1秒で約10枚なので、シーンの前後をしっかりカバーできます。

●背景の変化を意識する

人物の表情だけでなく、風で髪が舞う瞬間や背景の動き(鳥が通過、波が割れる)なども比較ポイントです。

●逆光・屋外では露出に注意

連写中でも明るさ(露出)は固定されるので、逆光の場合はタップで明るさ補正をしてから撮影開始するのがおすすめです。


バーストモードを活用した後の編集

ベストショットが決まったら、写真アプリ内で明るさや色味を調整するだけで一層プロっぽい仕上がりになります。

  • 露出やコントラストの調整
  • クロップ(トリミング)で構図の整理
  • ポートレート調やフィルターの適用

iPhone内で完結できる編集機能がそろっているので、撮って→選んで→仕上げるまでがスムーズです。


「失敗を恐れずにシャッターを切る」ことが可能に

バーストモードの真価は、「撮影ミスを減らす」だけでなく、撮ること自体へのハードルを下げる点にあります。

  • 「一瞬の表情を逃したくない」
  • 「動いているものを撮るのは苦手」
  • 「何枚も撮るのは面倒」

そんな悩みを1回のスライド操作で解消できるのが、バーストのすごさです。


まとめ:バーストモードは“選べる安心”をくれる技術

iPhoneのバーストモードは、単なる連写機能ではなく、「撮り逃しを防ぎ、あとから選べる自由」を提供してくれるカメラの進化系です。

  • 撮影の瞬間を逃さずにキャッチ
  • 写真選びも直感的でかんたん
  • 動き・表情・雰囲気の変化も楽しめる
  • 「1枚を撮る」のではなく「最適な1枚を選ぶ」スタイルへ

あなたもぜひ、日常の中の一瞬を逃さないために、iPhoneのバーストモードを積極的に使ってみてください。

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