スマートフォンでネット記事を読むとき、広告やバナーが多すぎて
「どこまでが本文なのかわからない」
「読むのに集中できない」
と感じたことはありませんか?
そんな時に活躍するのが、iPhoneのSafariに搭載されている「リーダーモード」です。
これを使えば、広告やナビゲーションなどの不要な要素をすべて取り除き、記事本文だけをスッキリと表示できます。
本記事では、リーダーモードの基本的な使い方からカスタマイズ方法、活用シーンまで初心者向けに丁寧に解説していきます。
リーダーモードとは?
リーダーモードは、AppleのSafariブラウザに搭載されている機能です。
ニュース記事やブログ記事などのテキスト中心のページを、読みやすく整形して表示します。
表示されるのは以下のようなシンプルなレイアウト。
- 記事タイトル
- 本文テキスト
- 写真(必要最小限)
- 読みやすいフォントと余白
つまり、“読む”ことに特化した画面に自動変換してくれるのがリーダーモードです。
リーダーモードの使い方(iPhone Safari)
- Safariで記事を開く
- アドレスバーの左側にある「ぁあ(表示設定)」をタップ
- 「リーダーを表示」を選択
これだけで、リーダーモードが起動します。
不要な情報がなくなり、目にやさしく、読みやすい状態になります。
リーダーモードが有効なページとは?
リーダーモードは、主にテキストを中心としたページでのみ使えます。
たとえば:
✅ ニュース記事
✅ ブログ投稿
✅ 企業の読み物ページ
✅ レシピ記事
一方で、以下のようなページでは使用できません:
❌ トップページなどリンク集メインの構成
❌ JavaScriptで構築されたSPA型ページ
❌ 動画や画像が中心のページ
リーダーモードが対応している場合、Safariが自動的に「リーダー表示可」と判断して表示設定ボタンが出現します。
リーダーモードのカスタマイズ機能
読みやすさは人によって異なります。
リーダーモードでは以下のように表示の細かいカスタマイズができます。
●フォントの種類とサイズ
- 4〜5種類の読みやすいフォントから選択可
- 好みに応じて文字サイズを大きくしたり小さくしたりできる
●背景色の変更
- ホワイト(通常)
- セピア(やさしい色合い)
- グレー(視認性アップ)
- ブラック(ダークモード)
暗い場所ではブラックやセピア、日中はホワイトなど、時間帯や目の疲れに応じて変更できます。
リーダーモードの活用シーン
●通勤・通学中の電車内で
混雑した環境でも、広告がないことで集中して読み進められる。
フォントサイズを大きくすれば揺れていても安心。
●目が疲れやすい人に
セピアモードやダークモードに切り替えることで、目の負担を軽減。
●子どもや高齢者に読ませるとき
リーダーモードなら、余計なリンクや広告を避けて安全に読めるため、学習用途にも◎。
自動リーダーモード設定も可能!
毎回「表示設定」を押すのが面倒…という方には、特定のサイトに対して常にリーダーモードを自動でONにする方法があります。
●設定手順:
- Safariで対象サイトを開く
- アドレスバー左の「ぁあ」を長押し
- 「◯◯のWebサイトでリーダーを常に使用」を選択
これで、対象サイトの記事を開くたびに自動でリーダーモードが有効化されます。
まとめ:リーダーモードで「読む」がもっと快適に
iPhoneのリーダーモードは、読書アプリに匹敵する快適さを提供してくれる便利機能です。
- 不要な情報を排除して記事に集中
- 目にやさしいフォントと配色が選べる
- 通勤・就寝前などあらゆるシーンで活用できる
- 安全性も高く、子どもや高齢者にもおすすめ
日々情報に触れる時間をもっと心地よく、効率的にしてくれる“読みの味方”、
それがリーダーモードです。
まだ使ったことがない人は、ぜひ一度試してみてください。