Apple製品を購入する際に勧められる「AppleCare+(アップルケア プラス)」。
追加料金を支払うことで、保証期間の延長や修理費用の軽減が受けられるサービスですが、「本当に入るべき?」「元が取れるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、AppleCare+の仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説し、「加入すべきかどうか」の判断材料を提供します。
AppleCare+とは?基本のしくみ
AppleCare+は、Apple製品(iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなど)に追加できる有料の延長保証プランです。購入日から30日以内に加入することで、以下の特典が受けられます。
- 通常1年間のハードウェア保証 → 最長3年間に延長(製品により異なる)
- 通常90日間の無償サポート → 保証期間中ずっと電話・チャット対応可能
- 過失や事故による損傷に対しても修理サポート(自己負担金あり)
さらに、AppleCare+には「盗難・紛失プラン付き」のオプションもあり、特にiPhoneでは強力な安心材料となります。
iPhoneの修理費用、実は高い?
AppleCare+の価値を理解するには、まず「未加入での修理費用」を知っておくことが重要です。たとえば、iPhoneの場合・・・
- 画面の修理: 約2万〜4万円
- 背面ガラスの修理(Proモデル): 約6万〜8万円
- 本体交換: 約10万円前後(モデルにより異なる)
AppleCare+加入者は、画面修理が3,700円(税込)、その他損傷は12,900円(税込)程度で済みます。万が一のときの差額は非常に大きいのです。
MacやiPadでも価値はある?
iPhone以外でも、AppleCare+の価値は大きく、特にMacBookシリーズやiPad Proなど高額機種では加入のメリットが目立ちます。
- MacBook Airのバッテリー交換: 未加入時 約2万円 → AppleCare+加入中は無償(条件あり)
- iPad Proの画面破損: 未加入時 約5万円 → 加入中は4,400円前後
ノートパソコンやタブレットは落下・液体のリスクが高いため、補償があると安心して持ち歩けます。
盗難・紛失プランは本当に役立つ?
iPhoneでは、AppleCare+の「盗難・紛失プラン」によって、本体を失くした場合でも12,900円程度で新品交換が可能です(条件あり)。
- 紛失届の提出や「探す」機能の有効化が必要
- 紛失補償は1年に2回まで
高額な最新iPhoneを使っていて、外出が多い人や紛失経験がある人には、非常に価値のあるオプションと言えるでしょう。
どんな人に向いている?加入判断の基準
AppleCare+は“誰にとっても必要”というわけではありません。以下のような方には特におすすめです。
✅ スマホやパソコンをよく落とす/壊す
✅ 初めてApple製品を購入し、不安がある
✅ 子どもや高齢者が使う予定がある
✅ 外回りや出張が多い(持ち運びリスクが高い)
✅ 長く1台を使い続けたい(3年使う予定)
逆に、「2年以内に機種変更する予定」「自宅のみで使用する」「過去に壊したことがない」といった人は、加入せず自費修理に備える選択もアリです。
料金と支払い方法は?
AppleCare+の価格は製品によって異なります。以下は一例です(2024年時点)。
- iPhone 15 Pro: 月額1,480円/一括29,800円(盗難・紛失プラン付き)
- MacBook Air: 一括26,800円(最大3年)
- Apple Watch Series 9: 月額580円〜
月額・一括のどちらかを選べ、月払いの場合は自動更新で途中解約も可能です。
まとめ:AppleCare+は「保険」としての価値がある
AppleCare+は、万が一のリスクに備えた“製品保険”のようなものです。加入していれば高額な修理費用を抑えられ、サポートも手厚く、安心して製品を長く使い続けることができます。
もちろん、すべての人に必要ではありませんが、「壊したら不安」「長く安心して使いたい」と考える人にとっては、費用以上の価値がある選択肢です。
Apple製品をもっと快適に、もっと安心して使いたい方は、一度AppleCare+の加入を真剣に検討してみてはいかがでしょうか。