「レシートや領収書、書類がどこかに行ってしまった…」
そんな悩みは、多くの人が経験しているはずです。
でも実は、iPhoneさえあればスキャナーいらずで書類整理が可能だとご存じでしょうか?
この記事では、初心者でも今日からできる「iPhoneを使ったスキャン&書類整理術」をわかりやすく紹介します。
アプリの使い方から保存のコツまで、日常で活かせる実用的な内容です。
iPhoneでスキャンってどうやるの?
iOSには、標準機能として高精度のスキャン機能が備わっています。
外部アプリを入れなくても、以下の方法で書類をきれいに取り込めます。
●方法①:「メモ」アプリでスキャンする
- メモアプリを開いて、新規メモを作成
- キーボード上部のカメラアイコンをタップ
- 「書類をスキャン」を選択
- カメラをかざすと自動でスキャン
- 複数ページも連続で追加可能
- 保存してPDF化もOK
自動でトリミング・角度補正・色調調整までしてくれるため、見やすいスキャンデータが完成します。
●方法②:「ファイル」アプリでスキャンする
- ファイルアプリを開いて、保存先のフォルダを選択
- 右上の「…」から「書類をスキャン」を選択
- 取り込み後はPDFで即保存される
iCloud Driveに保存すれば、MacやiPadとすぐ同期され、どのデバイスからでもアクセス可能になります。
スキャンした書類の整理方法
スキャンしたデータは「そのまま保存」するのではなく、フォルダ分けと名前付けで見つけやすくしておくことが重要です。
●おすすめのフォルダ分け例
- 仕事用/プライベート
- レシート/領収書/契約書
- 年ごと(例:2024年/2025年)
- 月ごと(例:2024_05)
●ファイル名の付け方ルール
「日付_内容_カテゴリ」形式がおすすめです。
例:
20240516_電気代_領収書.pdf
20240401_契約書_取引先A.pdf
こうすることで、あとから検索もしやすくなります。
より便利に使うためのアプリ
標準アプリでも十分便利ですが、さらに一歩進んだ整理をしたい方は以下のアプリもおすすめです。
●Scanner Pro(Readdle)
- 自動補正とOCR機能が優秀
- DropboxやGoogle Driveにも連携可能
- スキャンデータを自動でカテゴリ分けできる
●Evernote
- スキャンとメモを一元管理
- タグ付け、検索機能が優秀
- 音声メモや写真と一緒に書類を整理できる
●Dropbox/Google Drive
- 書類のクラウド保管と共有に最適
- PCとの連携でバックアップも簡単
OCR機能で文字を検索できる
OCR(光学文字認識)対応アプリを使えば、スキャンした画像内の文字を検索したり、コピーしたりすることが可能です。
これにより、以下のような使い方ができます。
- 契約書の中の「特定の条文」をすぐ検索
- メモ代わりに手書きの内容をテキスト化
- 会議資料をPDF化+ハイライトして共有
Scanner Pro や Adobe Scan など、多くの無料アプリでもOCRは利用できます。
紛失防止のための保存&バックアップ術
大切な書類を失わないためには、定期的なバックアップが重要です。
●iCloud Driveに保存
Apple製品を使っているなら、最も簡単かつ安心。
iPhone、iPad、Macすべてで自動同期されます。
●クラウドとローカルの“二重保存”
以下のような方法でリスク分散しましょう。
- iCloud Drive+Macの外付けHDD
- Dropbox+ローカルPCフォルダ
- Google Drive+USBメモリ
●AirDropでMacに即転送
その場でMacにデータを送りたいときはAirDropが便利。
ファイルをタップして「共有」→「AirDrop」→ Macを選ぶだけ。
スキャン整理を続けるための3つのコツ
- 「その場でスキャン」が鉄則
→ 紙を溜めずにすぐ取り込む習慣を - 週1で“整理タイム”を設ける
→ フォルダ整理、不要データ削除を習慣化 - 使いやすいアプリに一本化する
→ 複数アプリに散らすと探しづらくなる
まとめ:スキャン整理は“習慣”がすべて
iPhoneのスキャン機能を活用すれば、
- 家の中の紙が減る
- 探す手間が減る
- 外出先でもすぐ書類を送れる
というメリットが生まれます。
大切なのは「習慣にすること」。
今日から1枚、スキャンしてみることから始めてみませんか?