iPhoneのカメラ機能には、写真とも動画とも違うユニークな存在があります。それが「Live Photos(ライブフォト)」です。
シャッターを押した瞬間の前後1.5秒ずつ、合計約3秒間の動きと音を記録してくれる機能で、何気ない一枚の写真がまるで“生きている”かのように見えるのが魅力。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、このLive Photosがどんな魔法をかけてくれるのか、その楽しみ方や活用方法をご紹介します。
Live Photosって何?仕組みを簡単解説
Live Photosは、シャッターを押した瞬間だけでなく、その前後1.5秒間の映像と音声を記録します。
ポイントは、
- 撮影はいつも通りでOK(「LIVE」アイコンがオンになっていることを確認)
- 写真アプリで長押しすると、動きが再生される
- 動画ではなく“写真+α”なので容量もそこまで大きくない
「ただの写真では物足りない、でも動画までは必要ない」というシーンで、この機能が力を発揮します。
一瞬の“空気感”を残せる
Live Photosの最大の魅力は、その場の“空気感”まで残せることです。
例えば、
- 公園で子どもが笑った瞬間+風に揺れる木々の音
- 海辺でシャッターを切った瞬間+波の音
- ペットのちょっとした仕草+背景の生活音
写真だけでは残せない「雰囲気」や「音」まで思い出に残せるのは、Live Photosならではの魅力です。
後からベストショットを選べる
写真を撮ったけど「目をつぶってた…」「ちょっとブレた!」という経験はありませんか?
Live Photosなら、撮影した3秒間の中から好きなコマを後から静止画として選び直すことが可能です。
やり方
- 写真アプリでLive Photoを開く
- 右上の「編集」をタップ
- タイムラインをスライドしてベストショットを選ぶ
- 「キーフレームに設定」で完了
これで、シャッターチャンスを逃した悔しさも最小限に!
楽しいエフェクトも使える
Live Photosは単に動きを見るだけではなく、3種類のエフェクトも楽しめます。
- ループ:動画のように繰り返し再生
- バウンス:前後に動きを繰り返す
- 長時間露光:光跡や水の流れが美しい写真に変身
旅行やアウトドアでの写真が、手軽に“映える”アート作品になります。
思い出を“動く壁紙”に
iPhoneでは、Live Photosをロック画面の壁紙として設定することもできます。ロック画面を長押しすると、写真がその場で動き出し、日常がちょっと楽しくなります。
※iOSのバージョンや機種によって制限がある場合があるので要確認。
家族・友達とシェアするコツ
Live Photosは、AirDropやiMessageで送信すればそのまま動く写真として共有できます。ただし、SNSなどに投稿すると静止画扱いになることが多いため、動画として書き出すのがコツです。
- 写真アプリで「ビデオとして保存」を選ぶ
- 動画形式でSNSにアップ
これでLive Photosの魅力を周りにも伝えられます。
容量のことも少しだけ意識しよう
便利なLive Photosですが、通常の写真よりはデータ容量が大きくなります。
ストレージが心配な方は以下のような工夫も取り入れると安心です。
- 不要なLive Photosを「写真」モードに変換して保存
- iCloudストレージを活用して管理
まとめ:Live Photosは“記憶を鮮やかに残す”魔法
iPhoneのLive Photosは、写真と動画の間にある絶妙な表現ツールです。特別な技術は必要なく、誰でも手軽に使えるのに、出来上がる思い出はちょっと特別。
何気ない日常、旅行の一瞬、大切な人との思い出──Live Photosは、その全てを「生きた記録」として残してくれます。
まだ試したことがない方は、ぜひ今日からオンにして、新しい写真体験を楽しんでみてください。